一口でわかる
これぞ本物のかき氷

古今東西、かき氷
古今東西、かき氷

かき氷は、日本だけのデザートではありません。
台湾・フィリピンの氷のデザートを紹介します。

台 湾

ボリュームたっぷり!台湾のかき氷

台湾のかき氷は日本のかき氷とは一味違います。一番の違いはそのボリューム!
かき氷の上には、ナッツ、寒天、煮豆、煮芋、果物のシロップ漬、それからジャム!とにかくさまざまな具がたっぷりとトッピングされています。日本で見慣れているかき氷とは、何だか別の食べ物のようです。

フィリピン

かき混ぜて食べる「ハロハロ」

フィリピンの代表的なデザートに「ハロハロ」と呼ばれる、かき氷風のデザートがあります。実はこのハロハロ、ルーツは日本。
明治時代に日本から多くの出稼ぎ労働者が渡ったフィリピンでは、現在も日本の食文化の影響が見られます。ハロハロもその1つで、フィリピンに渡った日本人が売り歩いたかき氷がもとになっています。
でも、大きく違うところは、あんみつの上にかき氷、そして果実、蜜豆、ナタデココ、ウベ芋のあんこ、アイスクリーム等が添えられているところ。食べる時はこれをよくハロハロ(かき混ぜ)します。

日 本

「白くま」の名前の由来は?

かき氷の練乳かけにフルーツが入った、白いかき氷「白くま」。スーパーやコンビニでも見かけますが、もとの発祥地は九州の鹿児島県。
今から約60年ほど前、鹿児島市内にあった綿屋さんが、夏の副業としてかき氷屋を営んでいて、そこの新メニューとして登場したのが白くまでした。
しかし、なぜ「白くま」という名前をつけたのか。答えは簡単。かき氷にかける練乳の缶に白熊印のレッテルが貼ってあったらしいのです。それがそのまま「白くま」の商品名になったというワケ。